EXPERIENCE
いつものビジネスシーンから少し離れ、
対話をひらく体験
日常のビジネスシーンで繰り返される、デスクとオフィスチェアを挟んだ対面式のコミュニケーション。HIKARI HOUSE YOKOHAMAでは、その慣れ親しんだ姿勢や距離感から少し離れることで、いつもとは異なる対話のきっかけをつくっている。空間の中心に置かれたのは、正方形から大きな円を切り取ったようなビッグベンチ。来場者とプレゼンターは、ベンチに腰掛け、サイドテーブルを囲みながら、円の内側で車座となって時間を過ごす。同じ情報を囲み、互いの表情が見える距離で過ごす体験が、「伝える側/伝えられる側」という関係をやわらげ、自然な対話を引き出していく。日常のビジネスから大きく離れるのではなく、姿勢や視線、相手との距離を少しだけ変える。そんな程よい非日常感をもつ環境が、思考のモードを切り替え、自由な発想や活発なコミュニケーションを促している。さらに、その日の活動に合わせてビッグベンチの配置を変えることで、人と人との関係や空間の風景も変化する。プレゼンテーションからライブ配信、社内会議、展示イベントまで、多様な活動とコミュニケーションを受け入れる場所となっている。
BEHIND
AND DETAILS
家具と展示の役割を固定しない、
変化を受け入れる仕組み
象徴的なビッグベンチは複数のユニットに分割し、それぞれにキャスターを設けることで、活動に応じて自由にレイアウトを変えられる構成とした。さらに、椅子とテーブルを一体化したモジュール什器を設計。人が過ごすための家具から、会議のためのテーブル、将来生まれる有形商材の展示台まで、用途に応じてその役割を変化させる。モデムやルーター、通信設備といった数少ない実物も、単なる説明のための展示物として並べるのではなく、アートピースのように空間の中へ配置した。ショールームとして機能するときには来場者の視線を引きつけ、会議やイベントなど異なる用途では、空間を構成する風景の一部となるよう、展示とインテリアの境界を曖昧にしている。変化するたびに空間をつくり替えるのではなく、変化を受け入れる仕組みそのものをデザインする。家具や展示に固定された役割を与えないことで、これから生まれる新しい情報や活動にも応答し続ける空間を目指した。
- Project Manager
- Saburo Fujiwara , Kohei Taguchi
- Planner
- Ren Notomi
- Interior Designer
- Shunta Fukuyama , Nagisa Nakamura
- Production Management
- Yoshihiro Watanabe
- Graphic Designer
- Sunao Miyazaki
- Photo
- BOUILLON INC. Masaaki Inoue
- Category
- Showroom
- Location
- Yokohama,Kanagawa,Japan
- Year
- 2024